実は「トリートメント」で髪が痛むことがあります
なんと毎日使っている「トリートメント」も、成分や使い方によっては髪が痛む原因になってしまうのです…。
トリートメントで髪が痛む理由
トリートメントには髪の補修を促す様々な成分が含まれます。
しかし、一部のコーティング(シリコン)成分は髪の毛に残り続け、
堆積してしまいます。こうなると、必要な水分や油分が保持できない状態に。
この状態を、「ビルドアップ」といいます。
ビルドアップとは?
メイクに例えると、クレンジングをせずに、
またメイクを重ねていくようなもの。
当然、重くなり、くずれていきますよね。
ビルドアップ状態になると、髪にこんな症状が現れます。
- べたつき、パサつき、ウネリがでる
- パーマがかかりにくくなる
- カラーが入りにくくなる
- アイロンの持ちが悪くなる
こうなると、トリートメントをさらに重ね付けしたり、
パーマやカラーの薬剤が強くなったり…
ダメージが重なる負のループに。
ビルドアップを解消するには、堆
積したコーティング成分を落としてくれる洗浄成分を含む
シャンプー※を使えばOK。
※デシルグルコシドなど
また、そもそも髪の表面に残りにくいトリートメントを選ぶのも大切です。
間違ったトリートメントのやり方
ビルドアップ以外にも、使い方に注意が必要です。
トリートメントは髪を保湿・補修するからと、髪の根本のまでつけるのはNG。
髪のべたつき、頭皮のトラブル、抜け毛の原因といいことがありません。
トリートメントは必ず髪の中間から毛先にだけつけましょう。
トリートメントは「手当て」という意味があります。
ヘアケアの知識を知らずに選んだり、間違った使用法で、
髪を痛めてしまったら本末転倒ですよね。
トリートメントの正しい使い方、選び方を知って、
うるツヤ髪を目指してくださいね。
髪の悩みを解決するプロ
ぐっさん
美容師歴:21年 担当人数:のべ25,000人
ディアローグコスメティクス 代表
プロフィール
個室型美容室「ディアローグ瑞江店」にて、年間2,000万の利益をあげた店長。現在は、美容師もしつつ、ヘアケア商品の開発、販売を行うディアローグコスメティクスの代表。